Telo最大のタープを実現する②
第二回目は設計編。
今回は専門的な話になるかも・・・。結構分かりづらいかもですが宜しくお願いします。
第一回目も是非↓
https://telo-tarp.com/news/63467501abc35c06440d97c0
「まずどういった形にするか・・・。」
ここから始まります。
「ヘキサ?オクタ?」
正直この2択でした。
両方書いてみましたが、やはり書いてて思うのは「設営が面倒だなぁ・・・。」ということでヘキサに。
ただこれを書いてる現時点でもまだ張っていないので懸念点が一つ。
「大きいタープのためサイドのペグダウンが4か所で問題ないのか?」
ここは張ってみてからのお楽しみ。いや張るまでの不安点。
問題ないとは思っていますが、実際に張ってみてから「やっぱりオクタにしよう」となるかもしれません。
それではヘキサでの設計のお話を。
まずはサイズです。ベースとなるサイズを決めてそこからいろいろデザインしていきます。
取引先の方から「誰がデザインしてるの?デザイナー?」って聞かれることがありますが、デザイナーさんに任せると自分が作りたいものが作れません。そしてテント屋あるあるですが、製造目線に立ってないぶっ飛んだ図面が来たりします。
キャンプ用のテントを見てても「これ雨降ったら大変だろうな・・・。」とか思うこともよくあります。
ぶっ飛んだデザインが悪いとは言いません。むしろいいかもしれません。でも本当にそれが構造上良いものなのかというと結構な確率で違います。そこは膜のプロとして譲れません。
全部自分でやります。
奥行5m?5.1m?5.2m?5.3m?5.4m?5.5m?
幅は決まっています。
生地幅で取れる最大のサイズ。
これは5.5m。
幅の5.5mに対してのバランスを何度も図面を書き直し、結局落ち着いたのが奥行5.2m。
ちなみにですが、これは張った時の奥行きの長さ。
実は地面に半分に折りたたんで置いて図ってみると5.3mになるのです。
稜線を出すタープは大体「実際にキレイに張った時の寸法」と「床置きしたときの寸法」は変わってくるのです。
他メーカーさんのサイズ表記がどの時の寸法かは定かではありませんが、私たちの寸法は張った時の寸法を表記しています。
実はcontrailなんかは奥行4.6m表記ですが、実際に床に置いて測ると4.7m、crescentは4.5m表記に対し4.65mだったりします。
これは立体を平面図に変換してみるとこういった現象が起きます。
もちろんガンガンにメインポール間を引っ張るとサイズ表記よりも大きくなりますし、かなり緩めると小さくもなります。これが稜線のあるタープの難しいところでもあり、面白いところでもあります。ですのでベストのテンション(ズバリそうするのは難しいですが・・・)で張った時の寸法で記載させていただいております。
ベースとなるサイズが決まれば稜線の深さや下辺の長さ。
稜線は深ければよりシャープな印象になるし、浅ければいたって普通って感じだけど屋根の高さが出てに開放的に。
私たちのタープで設計時に気を付けることは(looksは見た目に振り切ったので例外)ポールの推奨の高さで張った時に
①立った時に頭が当たらない
②かがまなくていい
③稜線は出来るだけ深めで印象深く
が基本です。
1cm単位で調整を続け、落ち着いたのが48cmの深さ。
推奨タープポールは280cmとなるため、タープポール間の一番低いところで232cm。大谷翔平選手、いや八村塁選手でも頭は当たりません。(真ん中ならです)
次に下辺。
ここは長ければ長いほど影の有効面積が大きくなりますが、個人的には見た目が好きではありません。奥行きの長さと下辺が同じならレクタタープになります。カッコいいヘキサ感を出すにはバランスが重要です。
これは5mから10cm単位で短くしていき、見た目もカッコいいのが4mの結論です。
書いていて思いましたが、「ここまで公開していいのか?」ってところですが、まぁいいでしょう。情報は細かく。
ついでにサイドと下辺の円弧の深さ。
これは辺の長さに対し何%の深さを作ればきれいにテンションがかかるって基準があります(もちろん生地によって変わってきますが・・・。)。ただのまっすぐにすると、辺の真ん中あたりがダルンダルンになります。なのでどこのタープも円弧にしているのが多いのです。見た目だけ円弧を作ってるではないのです。
もちろんその%をクリアした中でカッコいい円弧の深さを求めます。
この円弧の深さは企業秘密としておきます。
もちろんタープの製作もしないといけないですし、本業のテントの製造も行わないといけません。
ですので仕事の合間や休憩時間、家に帰ってから書いてみたり今まで簡単そうに書いてきましたが、数えきれないくらい書き直しました。微調整の繰り返しです。
書いてるときはいいと思っても、次の日になると「やっぱ違うなぁ・・・」と不思議とそうなります。
設計あるあるです。
そして設計し終わり、出来たのが上のタープ案。
絵で見るより、実際に見た方がカッコいいのは間違いないです。
かなり寸法の調整を続け、拘りぬいた「大きいヘキサ」です。
そして生地も届き、製作しました・・・。
最初に書きましたが、もちろんテンションのかかり具合ではボツとなる可能性も現時点ではあります。
そうならないことを祈って試し張りをしたいと思います。
SETOUCHI-DAYSの前日に試し張りかな???
時間が出来て、問題なければインスタライブでもやってみますかね!
さぁ次回は実際に張ったお写真を。